大宮いなき米

幡多歴史物語

幡多とその近隣地域には地元の人しか知らない隠れた名所が数多く存在します。
そんな隠れた名所、略して「隠名」を取材班の独断と偏見も交えてご紹介します。
(地元の方の迷惑にならないよう、また安全には十分留意してください。)

御霊神社 ~ごりょうじんじゃ~


 御霊神社(ごりょうじんじゃ)
 
  県道346号中村下ノ加江線を登ると、三原村に入ってすぐに道路脇に案内板が見える。

  案内板のすぐ近くにある山道を徒歩で数分登ると到着する。

  

 (現地案内板より) 

  『祭神は一條公の重臣敷地塩塚の城主、敷地民部守の姫君椿姫である。

  時は天文年間(1540年頃)中村で起きた戦乱を避け、三原の一族、敷地官兵衛の許へ逃れる
  途中、この峠まで辿りついたとき、塩塚城と父民部の最後を知り、最早これまでと、峠の
  いちい樫の根元で従者と共に悲運の涙を呑んで自害して果てたという。

  姿麗しく琴の名手であった姫のために、里人たちは祠を建て紅・白粉などを供えて今に、
  その霊を祀っている。また祠の下に卍の刻まれた礎石らしいものが残っている。』

  三原村福萬寺には椿姫像が祀られているが、こちらは一條房家公の息女であるとされ

  また別の『椿姫伝説』である。

 

[所在地]
  高知県幡多郡三原村狼内
  東経132°53′40″ 北緯32°56′38″
















三原村福萬寺の椿姫像

2012.08.29 | 三原村,地域,幡多情報,隠名 

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