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ニッケイ

「われ、こじゃんと珍しいモン 持ってきたぞ!」
と、久しぶりの ヒサシくん。







子どものころ 近所の庭にあった 
ニッケイの木の皮を剥いで、食べた記憶が 甦った。

それは 木の根であったり、樹皮であったり、葉っぱであったり、、、
とにかく、ひもじい時のおやつであったのは 確かである。





漢字では『肉桂』と書き、最近では シナモンとも言われるらしい。
京都銘菓の八つ橋のあの味。
もともとは 生薬(漢方)として使われていたらしい。








ハナちゃん・・「へぇ~ 食べてみろ~と、、、ゲッ・・・」







あたし・・「まことに 懐かしいねや。こんまい時 食べたもんよ・・・
      これを噛んで食べると 空腹感がないなったような気になったがよ」
ヒサシくん・・「そうじゃろ、そうじゃろ。
      われに 食べささんといかんと 思うて 根を掘ってきた。
      スイカもできたけん 食えや」









ヒサシくんも あたしと同じで スイカにゃ 目がない。
しかも 自分で作りよるがが なんとも憎い。

ちなみに トマトと酢みかんの なお七は、
カノーくん自慢の作。





今年は 昨年のような うなぎは 捕れんかったらしい。
これが 昨年のうなぎ。





山・川・海と 自然の中で営む、いたって シンプルな生活。
原始的といやぁ 原始的。

どちらを 選ぶかは 個人の選択。

けんど、なにへんにつけ
原始が見直されているのも 確かじゃなかろうか、、、。






そのヒサシくんの短歌が 『朝日歌壇』に選ばれた。
これもまた、たいしたもんよ。
よっぽどの 作じゃないと 選ばれん。


 あの時に あなたの背中に伸ばした手
   届かず終った もひとつの道


選者 永田和宏氏の寸評に、
「そう、その一歩が人生を分ける瞬間というものがある」と書かれていた。





日本人が 最も大切にする、
言葉の向こうにあるもの、、、。

海辺の山奥の 一軒家での生活。
スイカから落花生、露地ものトマトやきゅうりにナスなど 作りながら、
詩を歌って 暮らしてる。



あたしは いつも
「ヒサシくんにゃ かなわん、、、」と思っている。   


  wasuke
  

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